ATELIER MUJI GINZA Found MUJI展 いいものに巡り会う旅
複合的なデザイン文化の交差点として無印良品 銀座6Fに設られたATELIER MUJI GINZAは、LibraryやLounge、Salonなどと共に2つのGalleryがある。今回の展示は、その2つのGallery、Lounge、Library、通路を使い、フロア全体で行われた。
東京の青山にFound MUJI Aoyamaが誕生して10年。今までに30以上の国や地域を旅している。その旅の中で出会い、集められたものの中から選りすぐられた60品が展示されている。
展示品は、普段の生活の中で使われていたり、収納されている日用品である。
そんな日用品と改めて向き合うためには、周囲から距離をとるための余白が必要だと思った。また展示品に添えられるキャプションは、どんな目で選ばれたものなのかを表す言葉であり、展示の主旨として大切なものであったため、そのための場所も十分に用意するべきと考えた。
余白を確保するために、展示空間はフロア全体を使用することにして、広々とした什器に載せて、空間全体に散りばめて配置した。その結果、ものと言葉とじっくりと1対1で向き合える場所が用意できた。散りばめたことで、展示会のタイトルのように会場を巡りながら見れる動線となった。
什器の素材には、手を加えず展示品の背景となるようなフレキシブルボードを選定した。規格サイズの3×6版を生かして使うことで「このままでいいんだ」というFoundらしい判断基準で形を決定していった。キャプションは、フレキシブルボードに印刷することで、プレートの輪郭より文字そのものが見えてくるようになっている。
URL
https://atelier.muji.com/jp/exhibition/3912/
| 名称 | ATELIER MUJI GINZA Found MUJI展 いいものに巡り会う旅 |
| 施主 | 株式会社良品計画 |
| 場所 | 東京都中央区銀座 無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA |
| 用途 | 展示 |
| 設計 | ya |
| 企画・運営 | ATELIER MUJI GINZA |
| 企画協力 | 深澤直人、須藤玲子、皆川明、長尾智子、ハッリ・コスキネン、中原慎一郎、作原文子、松尾由貴、新田理恵(順不同) |
| 施工 | O.F.C |
| グラフィックデザイン | 6D |
| 床面積 | 約120.5㎡ |
| 完成年 | 2021.11.12 〜 2021.12.12 |
| 写真 | 尾原深水 |
| Title | Found MUJI: A journey to encounter wonderful things |
| Client | Ryohin Keikaku Co.,Ltd. |
| Location | Ginza, Tokyo |
| Usage | Exhibition |
| Design | ya |
| Planning・Management | ATELIER MUJI GINZA |
| Planning Collaboration | Naoto Fukasawa, Reiko Sudo, Akira Minagawa, Tomoko Nagao, Harri Koskinen, Shinichiro Nakahara, Fumiko Nakahara, Yuki Matsuo, Rie Nitta |
| Constr. | O.F.C |
| Graphic design | 6D |
| Area | about 120.5㎡ |
| Date | 12th November 2021 ~ 12th December 2021 |
| Photo | Shinsui Ohara |