OLINA
いくつもの窓に囲われた5階のフロアは、都心ながらも遠くまで視線の抜ける伸びやかで開放的な場所だった。
その場所の空気感を残すためにも、余分な仕上げは施さず、既存の素材感を生かし、できるかぎり壁を作らない構成とすることを考えた。
気持ちの良い視線の抜けを守りながらも、お店を訪れる人達が落ち着いて料理と向き合えるようにと、床には温かみのある赤茶のタイルを目一杯敷き詰め居場所を作り、腰高の木製家具で囲うことで居心地の良さを生み出している。シェフのいる厨房も隠さずに中央に配置し、目線が客席へと抜けるようにしたことで、シェフからはお客様の様子を感じながら調理ができ、お客様も同じ空間でシェフが調理している様子を身近に感じながら食事をすることができる居心地の良い関係性を作り出した。
名称 | OLINA |
施主 | OLINA TOKYO 株式会社 |
場所 | 東京都港区東麻布 |
用途 | 飲食店 |
設計 | ya Inc. |
施工 | 東京建築プラス(内装) O.F.C(什器) |
協力 | Simon Störk(グラフィック) |
床面積 | 94.72m² |
完成年 | 2024.02 |
写真 | OLINA |
Title | OLINA |
Client | OLINA TOKYO Inc. |
Location | Higashiazabu, Minato-ku, Tokyo |
Usage | restaurant |
Design | ya Inc. |
Constr. | TOKYOKENCHIKUPLUS(Interior) O.F.C(Furniture) |
Collab | Simon Störk(Graphic design) |
Area | 94.72m² |
Date | Feburary 2024 |
Photo | OLINA |